突然ですが「点穴(てんあな)掘り」って知っていますか?
私はつい先日初めて知りました。
庭に穴を掘り、そこに葉っぱや炭などを重ね入れて蓋をし、土中の気の流れをよくするというもの。
言うなれば「お庭の気功」です。
こうすることで土に湿気が溜まったり、虫がわいたりするのを抑えられるようです。
穴の掘り方や造り方はいろいろですが、今回おじゃましたお宅は本格的でした。
びっくりしちゃいますね、下の左写真のような機械で掘り進めていくんです(⊙_◎)
深さ60〜70cmくらいはあるでしょうか。スコップだとここまではいかない。
この穴に
・ウッドチップ
・瓦
・炭
を入れていき、棒でガツンガツンと突いて潰します。
更にそのあと
・葉っぱ
・砂
を重ね入れ、また棒でガシガシ突きます。
以上の手順を1つの穴で2回繰り返し、最後砂で覆って地表の高さを合わせます。
(以上の流れは一例で、他にもいろいろな点穴の作庭方法があるようです)
今回はこの穴を合計8つほど造り、埋めました。あ〜しんど。
これで庭の中に適度な空間が生まれ、水はけが改善されるというのです。
水たまりが残ってジメジメし、ボウフラがわく……なんてことがなくなるそう。
驚きですね!
踏んだとき沈まないのかと心配になりますが、そこは大丈夫です。
こうやって眺めると達成感が湧き上がります(*´▽`*)
続いてチャレンジしたのが石畳造りです。
ここでは石を扇形に並べたものが1つの単位になります。
ピンコロ石といわれる黒く四角い石を、扇の形を成すように敷いていくのです。
まずは扇形の型紙シートで地面に輪郭を描きます。
次にいちばん下の弧の部分、外側から順に並べていきます。
カーブが緩ければ比較的簡単なのですが、角度が強い扇の要に近づくと大変。平行四辺形、三角形、台形など、ちょっとクセのある石を入れ込まないと隙間が埋まりません。
なので、石を運んできたときにそのような個性的な石を選別しておき、いざというときはめ込むようにすれぱあとが楽です。
体を使う重労働ですが、同時にパズルのように頭も使うので、なかなか楽しい作業。
いつの間にかゲーム感覚で一心不乱に向き合っています。
時々仲間どうしで建設中の友人のお宅を訪れ、こんな感じでボランティア作業にいそしんでいます。
また機会があればお伝えしますね。