2月に入り、寒波や大雪が本格化してきました。
雪の日はなるべく家にこもっていたいものですが、冬場に寒冷地で物件見学をする、ウインタースポーツを楽しむならそんなことは言っていられません。現地に暮らすならなおさらです。
そこで今回は雪道で車を運転するときの注意点を移住者の目線からお伝えします。

1.タイヤを冬用に履き替える
いわゆるスタッドレスタイヤ、スノータイヤに履き替えます。あるいはタイヤチェーンを装着します。
冬装備を揃えるとタイヤの予算が2倍以上になるので、「少しの間ならこのままでいいか」と考えるかもしれません。でもそうした油断は命取りにつながります。
雪が降らなくても気温が氷点下近くになる可能性があれば、必ず履き替えておきましょう。道路の凍結がありうるからです。
暖かい地域で住んでいる人は夏タイヤの保管場所に悩みがちです。もし、冬場に行く定番の場所があるなら、その地域のお店で冬タイヤを買いましょう。なかには夏タイヤを保管してくれる所もあります。寒冷地なら一般的なサービスなので、他地域より少し割安です。ぜひ検討してみてください。

2.車間距離をあける
基本中の基本ではありますが、時間に追われるとつい忘れがちです。
追突事故の多くは車間距離さえあけておけば防げます。スリップでブレーキ制御が利かなくなると、あっという間に前の車に接近してしまいます。
前の車の減速やトラブルは予見できません。私自身これで怖い思いをしたことがあるので、寒冷地での車間距離は通常の倍くらい取るようにしています。

3.急ブレーキを踏まない
凍結した道路や雪道で強くブレーキを踏むと、車は急に止まれません。止まるどころか滑って加速してしまいます。まるでカーリングのストーンのように。
こうした場所では何回にも分けて弱いブレーキを踏むことが鉄則。もともとスピードを抑えておくことは最低条件です。停止距離を稼ぐためにもやはり車間距離は大切です。

4.靴を複数用意する
現地で歩きまわるときスノーブーツは快適ですが、車の運転時は必ずしもそうではありません。足首が固定されて運転しづらくなりがちです。
長時間運転する際はなるべく足首が楽な靴に履き替えましょう。

5.サングラスをかける
悪天候ばかりに目を向けがちですが、晴天時にも注意が必要です。見渡す限りの雪原に日差しが降り注げば、まぶしいことこの上ありません。
長時間白銀の世界にさらされるといわゆる"雪目"になってしまいます。雪目で運転がしづらくなれば元も子もありません。安全快適な運転を死守するため、サングラスは用意しておきましょう。

6.毛布やスコップを乗せておく
雪道のスタックから脱出するときに備え、タイヤを掘り起こすためのスコップ、他の車に引っ張ってもらうための牽引ロープ、タイヤの下に敷く毛布やバスタオルがあると便利です。
毛布等がない場合は車の中のフロアマットが代用できます。もちろん毛布は仮眠するとき、思わぬ車中泊になったときにも役立ちます。

いかがでしたか?
基本的な内容ばかりかもしれませんが、週末の夜に急いで用意すると何かが抜けがちです。
リスト化してドライブの安心材料に役立ててみてくださいね。

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