10年に一度の最強寒波を逃れ、家にたどり着けばホッ。暖房がしっかり効いた空間は安心しますね。
でも、ひとつ頭を悩ませるのが窓辺にへばりつくアイツ、結露です。

さて、結露はなぜ起こるのでしょうか。
まず知っておきたいのは、空気は温度が高ければ高いほど、水蒸気を多く含むことができるということ。
暑いときに息を「ハァー」と吐いても何も見えませんが、寒いとき同じようにすると水蒸気のつぶつぶが見えますね。これは寒い空気が受け止められる水分量(飽和水蒸気量)に限界があるためです。

結露は、室内温度が下がり、空気中の水蒸気が水滴となったものです。
外の冷たい外気によって窓際の空気が冷やされ、水分が形となって表れるのです。

では、結露をなくすためにはどうすればよいのでしょうか。方法は大きく2つあります。

1.水分の発生を抑える
結露の原因は空気に吸収しきれない水分です。ということは新たに水分を作り出さなければ、結露は抑えられます。そのために注意したいポイントは次のとおりです。

  • 水蒸気が発生しない暖房器具(エアコン、電気ストーブなど)を使う
  • 加湿器の使用をほどほどにする
  • 洗濯物を室内に干さない
  • お風呂の水蒸気が部屋に入らないようにする

2.しっかり換気する
どうしても空気中の水分が増えてしまうなら、換気を十分しましょう。次のようなとき水蒸気が発生しがちなのでしっかり換気します。

  • 入浴後、浴室の換気扇をまわす
  • 料理中や食事中に換気する
  • 暖房で室温が大きく上がったとき換気する
  • 就寝前、寝室の換気をしておく

なお、ペアガラスや二重サッシの部屋でも結露は起こりえます。
結露は放っておくとカビやダニの発生源となり、病気の原因にもなります。
室内温度を上げすぎることなく、こまめな換気を心がけましょう。

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