ロシアのカムチャツカ半島沖でマグニチュード8.8の地震が発生し、日本国内でも22都道府県に遠地津波が到達しました。
ここで改めて、津波から身を守る避難のポイントを確認しておきましょう。

1.日ごろから避難場所を確認しておく
災害が起きたとき、差し迫ったとき、どこへ逃げればいいのか日ごろから確認しておきましょう。
最近は自治体によるハザードマップをインターネットで簡単に見ることができます。
避難場所へのスムーズな経路もいちど歩いておくと安心です。

2.とにかく高台に逃げる
避難場所がわからないときは海から離れ、とりあえず高い場所を目指します。
災害用バッグもしくは日常のかばんなどに“すぐ目につく”最低限の貴重品を入れ、早急に避難しましょう。
家の物入れから持ち物をかき集めるのは止めます。
ケガをしては元も子もないので、急ぎながらも冷静沈着に行動することが大切です。

3.徒歩で逃げる
自家用車や自転車などは使わず、原則徒歩で移動します。
道路が渋滞してしまうと逃げ遅れる危険性があり、緊急車両の交通の妨げにもなります、
また、焦って運転すると事故につながりかねません。
免許証は日ごろから車に置かず、貴重品と揃えて持っておくことをおすすめします。

4.家に戻らない
逃げている道中、もしくは避難先で忘れ物を思い出すことがあるかもしれません。
そんなときも家に戻るのは止めましょう。戻る途中で津波にあう危険性があります。
とにかく事態が落ち着くまで高台から離れないこと。これがいちばん大事なことです。

5.命を最優先にする行動を
まさに近場で地震が起こり、津波の襲来が間近に迫っているときは、とにかくすぐに家を出て高台を目指します。
物を持ち出すこと、服を着ること、靴を履くことは二の次です。
自分の家から逃げるなら靴を履くことはたやすいかもしれません。
でも、大人数で座敷に上がっていたり、民宿のような所で泊まったりしているとき、靴を探す余裕はありません。一秒を争う場面では裸足で逃げましょう。

こうした非常時に備え、日ごろからガス栓を締める、使わない電気はオフにする、最低限の貴重品をまとめておくといった心がけが役に立ちます。
二階建て以上の建物に住んでいれば、思い出の品はなるべく上の階に保管しておく方がわずかでも水難のリスクを減らせます。
とにかく命を守る行動を最優先にしましょう。

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