移住候補地での楽しみのひとつが、地元の飲食店めぐり。
私も初めての町を訪ねるときは、ついついおいしい物チェックに心が動いてしまう。
ただ、行きなれない場所で当たりのお店を探すのはなかなか難しい。
今回はそんなときに生かせるチェックポイントを紹介。下へ行くほど難易度高めだ。
ポータルサイトやお店のHP、ガイドブックを活用しつつ、もうワンランク上の方法で大満足のお店を見つけよう。

1.店先がきれいに掃除されている
お客さんに気持ちよく来てもらうためには、店先がきれいであることがまず何よりも大事。
流行っているお店、人気店の多くはよく掃除されている。
どこに入るかなかなか決められないとき、この鉄則に立ち戻れば大きな失敗はないはず。

2.メニューの文字が丁寧に書かれている
たいていのお店は店先にメニュー表を掲げている。
料理名や値段の内容だけでなく、その書き方にも注目したい。
文字が丁寧に書かれているか、読みやすいかという点も意外と大事。
流麗な達筆ではないにしても、読む人を意識して書いているお店はおおむね当たりだ。
ひとつひとつの仕事に心を込めるお店は、料理の作り方もきっちりしている。
店先の様子と合わせて見ておきたい。

3.親しいSNSフォロワーの評価が高い
最近はSNSでの評判を参考にお店を探す人も増えた。
ただ、使い方を間違うとやっかいだ。全然知らない一般人の評価を鵜呑みにすると痛い目にあうことがある。
その場でいきなり検索して使うよりも、自分と感覚の近いグルメ好きの人と日常的につながっておき、
「この人が誉めるなら間違いないだろう」
というレベルで使うのが理想。
興味のある地域の人とフォロー関係を作って情報をため込み、いざというときにポンと取り出せればベストだ。

4.お店の人がいい人そう
お店選びの定番ツールといえば口コミサイト。
私も例に漏れず使っているが、地方のお店は投稿者数が少ないせいか、星の数が実態にそぐわないことが多々ある。
そこで食専門サイトと合わせて、Googleの口コミも参考にしたい。
注目したいのは、お店のご主人のコメント。
お客さんに対する回答コメントはさることながら、ビジネスから離れたコメント履歴があればそこも見てみよう。
他のお店との関係性、地域コミュニティでの立ち位置、人柄や雰囲気が伝わってくる。
円満そう、誠実そうな様子が感じ取れればしめたものだ。
このチェック方法は、夜にお酒を飲みながら長居するシーンで特に役立つ。

5.地元の評判がいい
もちろん観光案内所やホテルでも教えてくれるが、当たり障りのない回答になることもしばしば。
もう少し突っ込んで知りたければ、地元住民に聞くのがよい。
できればいろいろな情報が集まりやすく、客商売のことを知っている「お店の人」がベスト。
自分の好みに合う喫茶店、服や雑貨のお店を訪ねて会話の中で聞きだしてみる。
うまくすればそこから数珠繋ぎ的にいいお店と出合うチャンスが生まれる。
誰にでも勧められる簡単な方法ではないが、もし興味があれば試してもらいたい。
なお、お店情報を聞くために入店するのではなく、そこで買い物しようという気持ちが大事なのは言うまでもない。

以上ざっと書き上げてみた。
飲食店に限らず素敵なお店に出合えればその町の印象はよくなるし、町についてもっと知りたくなる。
ぜひいちどお試しあれ!

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