長野県安曇野市では毎年10月に入ると紅葉が見頃を迎え、SNSでも眩い赤色を目にすることが多くなります。
ただ、秋から冬への移ろいは「赤」にとどまりません。
今回は「白」の話題をお届けしましょう。

安曇野市豊科地区に広がる犀川湖。ここには毎年コハクチョウが飛来します。
その数は県内最大規模といわれ、多いときはひと冬に1,000羽を超える鳥たちがやってくるそうです。
飛来の歴史は意外と浅く、始まりは1984年の大晦日。犀川ダム湖で5羽のコハクチョウが羽を休めていたそう。
ちょうどそのころ、いつもの飛来地だった新潟県で大雪が降り、コハクチョウが食料を探して南へ下ったのだろう、といわれています。
以来、地元の野鳥愛好家たちが作った「アルプス白鳥の会」の熱心な保護活動により、その個体数が年々増えていきました。

毎年10月半ばから翌年の3月ごろまで、鳥たちの姿を見ることができます。
ほか市内では、明科町の御宝田遊水池も飛来地として知られています。
移住先探しで安曇野を訪れたとき、時間があれば訪ねてみてください。
寒さを忘れさせるくらいの壮観ですよ(*^^*)

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