二地域居住や別荘暮らしの物件を求めて希望のエリアを巡るのは、旅行気分を味わうこともできて楽しいものだ。桜の季節、新緑の季節など、とびきりの風景に彩られる時期なら「よし、ここに住もう!」と心動かされることだろう。
しかし、物件を見定めるタイミングは本来そういう時期ではない。できるだけ天気の悪い時期、酷なシーズンを狙ったほうがよい。寒さが厳しい場所は冬、猛暑が見込まれる場所は夏、といった具合だ。

冬に土地物件を見に行けばいろいろといいことがある。
まず空気が澄んでいるので眺望、周辺状況がよくわかる。伐採が必要な山林なら葉が落ちて下草が枯れているので、土地の中を歩きやすく、地形も把握しやすい。また、境界標を探し出すことも容易だ。
土地特有の「○○おろし」と呼ばれるような厳しい風を体感することもできる。雨の日なら水の流路、排水状況を確認できる。
雪の多い地域なら道路状況を知ることにもつながる。走りやすさ、除雪状況のほか、雪を被った大きな木が道路を塞ぐように垂れ下がっているさまもリアルにわかる。

さまざまな悪条件を実感したうえで「それでもやっぱりここに住みたい」と思ったならその気持ちは本物だろう。
なお、物件情報と合わせ、周辺の気象条件についてはあの日不動産へお気軽にお問い合わせください。

おすすめの記事