ここ最近さまざまな物が値上がりしていますが、建材も例外ではありません。
予算とのにらめっこで従来の選択を見直し、他の種類を試してみる機会も生まれます。
今回はそんな観点から耐久材の話題を取り上げます。

例えばウッドデッキを造る際、人工木(樹脂)か天然木かで選択を迫られます。
人工木は
・価格が安い
・塗装や施工の手間がかからない
・品質が均一
といったメリットがあるのですが、いっぽうで
・夏場は高熱になって裸足で歩けない
・気温の変化で伸び縮みや反りが発生する
・意外と湿気に弱い
などのデメリットがあります。

大人だけで使う分には人工木も選択肢のひとつです。
ただ、子どもたちが遊びまわることを考えると夏場の熱さは考えもの。
ファミリー層で使う場合は天然木が理想です。

天然木は価格によって耐久性や使い勝手に差が出ます。
経年変化は味わいのひとつですが、価格を抑えると数年おきに塗装が必要になります。

塗装の手間を省くなら、やはり一定の出費が必要です。
ウッドデッキによく使われる天然木のひとつにイペ材があります。
耐久性、高級感、木目の美しさともにトップクラスの材です。
50~80年は耐えられるといわれ、高い人気を誇ってきました。

ところがこのイペ材、近年は価格高騰が著しくなり、なかなか手を出しづらくなってきました。
そこで
・イペ材よりも安価
・高耐久性
・塗装の手間いらず
といった長所の揃った材として注目を集めているのが、イタウバという品種です。

このイタウバはブラジル原産。古くから船や公共の構築物に使われてきました。
油を多分に含み、トゲやささくれが出にくく、年月とともに茶からシルバーに色味が落ち着いてくるという味わいの変化も楽しめます。もちろん夏場の表面温度も過剰に熱くはなりません。
耐久年数は40~70年でイペ材よりは劣りますが、実生活上の差はほとんどないといえるでしょう。

ウッドデッキの建材選びで迷ったとき、まずはイタウバを思い出してみてください。
長い目で見たときに選ぶことをおすすめします。

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