不動産を買うとき検討材料のひとつになるのが駐車場。
敷地内の駐車スペースで事足りれば問題ないが、土地が狭い、複数台所有などの理由で月極駐車場を探さざるをえない場合がある。
そこで今回は駐車場の探し方にまつわるお役立ち情報を伝授しよう。
１．おすすめの駐車場検索サイト
まず、多くの人が試すであろう方法が駐車場検索サイト。
これを見れば、探したいエリアにある駐車場、月額費用がわかり、平面式や機械式などの別、駐車できる車のサイズなどが検討できてたいへん便利だ。
なかでも下記の3サイトをおすすめしたい。
月極駐車場NAVIは情報が丁寧にまとめられている。空きあり、空き予定あり、満車の別がわかりやすく、屋内外、機械式、ハイルーフ対応などのポイントもアイコンで示されていて見やすい。
ただ、エリアを絞って探したつもりでも遠くの駐車場が一緒にリストアップされるため、その点は注意したい。
日本駐車場検索も同様に駐車場の特徴がアイコン化されていて見やすい。空き待ち状況も明示されている。ただ、機械式を探すときは都度絞り込みをかけるしかなく、やや使いづらいかもしれない。
月極駐車場どっとこむは抱えている駐車場の数が多い。手数料の有無や敷金保証金ゼロなど、契約上のお得情報もアイコン化されている。ただ、空き状況に関しては要確認の物件が多いため、すぐ使えるかどうかは問い合わせてみないとわからない。
２．返事をくれないサイトに注意
上記３つのサイトは、メールや問合せフォームで問い合わせれば、1～3日ほどで返事がもらえる。
要注意なのは、問合せ後に返事をよこさないサイトだ。
S区に本社のあるA社、K区に本社のあるM社がそれぞれ運営するサイトで複数の駐車場を問い合わせたところ、メール受付時の自動返信メールはあったものの、ついぞ返事がくることはなかった（弊社調べ）。
こうした類のサイトに引っかかっていたずらに時が過ぎてはもったいない。
早めに切り替えて他の方法を試そう。
３．駐車場を確実に探しだす方法とは
駐車場検索サイトで血眼になって探してみても、希望の空きスペースにたどり着くのは意外と難しい。
では、駐車場探しで最短の近道とは何か。
答えはひとつ。駐車場の管理会社に直接問い合わせることだ。
駐車場に設置された看板の会社に電話をし、空き状況を尋ねてみよう。
その会社が担当しているのだから、たちどころに状況が判明する。
場合によっては経費面のメリットも生まれる。
分譲マンションの管理会社に問い合わせてみてもいい。
駐車場が入居者だけで埋まりきらず、外部に貸し出していることもあるからだ。
この手の駐車場はセキュリティがしっかりしているので、車を大切にしている人には特におすすめしたい。
マンション名と「管理会社」というキーワードで検索すれば、管理会社名はすぐわかる。
近所なら管理人さんに尋ねてみればいい。
いかがだろう。
人気の駐車場は空きが出づらいため、条件を厳しくすると長期戦が予想される。
そんなときはぜひ、“管理会社に直接問合せ”の鉄則に立ち返ってみよう。
