3月6日に東京マラソン2021が開催される。
一般参加者を含めた大会は3年ぶりで、ランナーにとっては待ちに待ったチャンス。
何とか無事に進めてほしいものだ。

マラソンといえば、かくいう私も時々参加している身。同じ練習をするにも、田舎と都会では勝手が違う。今回は田舎で走るときの必須アイテムや独自の楽しみ方をお伝えしよう。

まずは必須アイテム。
私自身が「夜派」のランナーだったので、夜寄りの話になってしまうのでご容赦を。

1.ヘッドランプ
夜派にも早朝派にも必須。理由は簡単。田舎の夜は想像以上に真っ暗だからだ。
都内ならどこでも街灯があり、夜でも自分の影が大体見える。でも田舎では、自分の体すら見えなくなることがしばしば。
だからこそ、前方や足元を見るためにも、自分の存在を車に知らせるためにもヘッドランプは必携だ。

2.反射バンド、反射タスキ
都市部でも使っている人が多いだろう。これもドライバーや通行人に対して注意を促すアイテムのひとつ。

3.手袋
寒冷地の夜は必須。手がかじかんで飲み物の自販機にコインが入れられない、帰宅時に鍵が開けられないという情けない事態を避けられる。

4.乾電池
ヘッドランプを持っているだけで安心してはいけない。いつ電池が切れるとも限らないからだ。私も途中で電池が切れて泣きそうになったことがある。単3なのか単4なのかも要確認。

続いて、走るときの注意事項だ。

1.凍結注意
道路によっては、日中ほとんど車も人も通らない所がある。寒冷地でそのような場所は、夜も朝も凍ったまんまであることが多い。
爽やかな風景を楽しみながら走るのは田舎ランの醍醐味だが、路面状況の確認は都会以上に注意を払っておきたい。

2.犬が元気すぎる
都市部のワンちゃんは室内飼いが多いようだが、地方ではまだまだ外飼いや番犬が多い。油断していると塀の向こうから「ワンワンワン!!!」とけたたましく迫ってくる。
日ごろあまり犬の「野性」を意識していないので、これには本当に度肝を抜かれる。いったん目を付けられると、フェンスの終わりまで追われることも。犬にびっくりして氷で滑ったりしないように。

最後に、田舎ならではの楽しみ方を紹介する。
車があれば、着替え、タオルを積んでそのまま日帰り温泉へ。
駐車場に車を止め、そこから走りに出かけるのだ。
きれいな空気を存分に吸い込み、心地よい疲れを感じたところでスタート地に戻り、湯船にザブン。最高の贅沢だ。

これなら家から遠い場所でもランニングを楽しめるし、温泉の心地よさも倍増する。走りのマンネリを脱出するにもいい方法だ。
くれぐれも、方向音痴の人は迷子にならないようご注意を。また、温泉の混雑時を避けたり、遠い方の駐車場の端っこに止めたりするなど一定の配慮はしておきたい。

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