不動産の売買時に不動産会社へ支払う費用といえば、仲介手数料もしくは媒介手数料だ。宅地建物取引業法のルールに従って授受されるもので、これは広く世に知られているところ。ただし、ときどき売主さんからこんな問い合わせを受けることがある。「他の不動産会社から『広告掲載料を頂きます』と言われましたが、これは違法じゃないんですか?」...
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タワマン節税が終わりを迎えます。今日入ってきたニュース。国税庁はタワーマンションの相続税に関し、計算ルールの見直しに入ることを明らかにしました。 不動産の相続税を大きく左右するのは、土地の路線価です。タワーマンション1戸あたりの土地面積は、収容戸ごとで割られた広さとなるため、極端に狭くなります。そのため、相続税の基準価...
前々回、前回と農地のお話。いずれも農地を農地のまま使う場合の話だったが、農地を宅地にしてそこに住むこともありうる。いわゆる農地転用というものだ。略して農転ともいわれる。 ただ、農地はいったん宅地にしてしまうと農地に戻すことが難しい。また、国の農業政策を担う責任の重い土地である以上、どんな場所でも簡単に宅地へ変更できるわ...
前回の続きで農地売買のお話。ある人から農地を買ったとしても、農作業をする予定がなければ権利は移転せず「仮登記」のまま、という内容だった。 農地を売り買いするときは、買主が購入後すぐ、もしくは近い将来農地法の許可を得られる前提が必要だ。仮登記の状態だと以下のような問題がついてまわる。 問題点1.土地が使えない土地の所有権...
土地の所有権移転が完了し、新たな所有権者となったあなたは、何をよりどころとしてその土地を自分のものだと主張できるだろう。ずばり登記だ。誰もが目にできる登記簿謄本に、土地の地番、あなたの名前が登録されていることで自分以外の誰に対しても「私の土地だ」と言い張ることができる。ただ、いくら売買契約を順調に終えても登記が得られず...
今日から新年度。私たちの暮らしが大きく変わる。4月は5,106品目の飲食料品が値上げとなるほか、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化される。 そんななか、不動産の制度も大きな節目を迎える。「土地・建物等の利用に関する民法の見直し(利用の円滑化)」による新しい制度運用がこの4月1日から始まるのだ。項目は大きく分けて...
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