今日も天気が少し上向いたときを狙い、畑に行ってきました。
風にそよぐ可憐な赤花ソバの花を眺めながら畝に向かいます。
今回は冬の収穫に向けた植え付け。みんな大好き、あの作物です。
その前に夏野菜の店じまいを。
今日初めて知ったのですが、この巨大に育ったナス。
個人的にはよくがんばってくれたなあという印象ですが、ひとつ重大な問題があったことを指導員さんから聞かされました。
右の写真をよく見てみると、上のほうには手形のような巨大な葉、それから下のほうには丸い小ぶりな葉。
形が違うのです。ということは作物の種類が違うのです!
このナスはもともと接ぎ木苗といって、土台となる部分の「台木」と実がなる本体部分の「穂木」を組み合わせた苗からできていました。
そこでわかった衝撃の事実。土台の部分、つまり巨大な葉の正体はカボチャだったのです(@_@;)
接ぎ木苗は品種改良の一種。病害虫に強く、連作障害を抑え、丈夫に育つので収穫量が増えるというメリットがあります。
ただし、余計な脇芽が発生しやすいというデメリットもあります。
注意深く脇芽を処理しないと今回のようなカボチャの取り残しが伸び、本来ナスにまわるはずの栄養を奪ってしまうのです。
カボチャの脇芽摘みをしっかりやっていれば、ナスはもっと大きく育ち、収量も増えていたと聞かされました_| ̄|○
この失敗は来年に生かします!
ナスとピーマンの最後の収穫を終え、土をゼロの状態に戻します。
また土を耕し、肥料をまいてマルチ張りの作業。さらに新しい苗木を植え付けるため、穴を掘ります。
このとき、肥料が混じった土を穴から取り除き、まっさらの土を代わりに入れてやります。
こうすると根っこに直接肥料が触れず、より健やかに育つそうです。
で、今回の主役は……この方です!
やっぱりイチゴは別格ですよね(^^♪
どんなふうに味わおうか、今からソワソワウキウキします。
イチゴの植え付けの時、気を付けることが2つあります。
苗木には、一部の芽をぷっつり切られた箇所が見えます。
上の写真でいうと、少しわかりにくいかもしれませんが、穴の右下ぎりぎりにちょこっと顔を出した芽です。
これが畝の外側に来るよう苗木をセットするのが、一点めのコツです。
こうすることで本体が畝の内側に向いて育ちます。つまりは後々収穫しやすくなるのです。
二点めは、生長点と呼ばれる真ん中の小さな芽に土をかぶせないこと。
ここに土がかかると生長が止まってしまいます。
ようやく無事、イチゴたちが土に収まりました。
このあとの生長が楽しみです。
前に隣で植えたダイコン、カブたちはこんな感じ。
カブの葉っぱは大きくなったけれど、実の部分はもう少しだな。
ちょっと間隔短めでチェックしたほうがよさそう。
最後に今日でお別れしたナスとピーマンたち。この夏たいへんお世話になりました。
また来年よろしく!