不動産の売買時に不動産会社へ支払う費用といえば、仲介手数料もしくは媒介手数料だ。宅地建物取引業法のルールに従って授受されるもので、これは広く世に知られているところ。ただし、ときどき売主さんからこんな問い合わせを受けることがある。「他の不動産会社から『広告掲載料を頂きます』と言われましたが、これは違法じゃないんですか?」...
法律相談の記事一覧
前々回、前回と農地のお話。いずれも農地を農地のまま使う場合の話だったが、農地を宅地にしてそこに住むこともありうる。いわゆる農地転用というものだ。略して農転ともいわれる。 ただ、農地はいったん宅地にしてしまうと農地に戻すことが難しい。また、国の農業政策を担う責任の重い土地である以上、どんな場所でも簡単に宅地へ変更できるわ...
前回の続きで農地売買のお話。ある人から農地を買ったとしても、農作業をする予定がなければ権利は移転せず「仮登記」のまま、という内容だった。 農地を売り買いするときは、買主が購入後すぐ、もしくは近い将来農地法の許可を得られる前提が必要だ。仮登記の状態だと以下のような問題がついてまわる。 問題点1.土地が使えない土地の所有権...
土地の所有権移転が完了し、新たな所有権者となったあなたは、何をよりどころとしてその土地を自分のものだと主張できるだろう。ずばり登記だ。誰もが目にできる登記簿謄本に、土地の地番、あなたの名前が登録されていることで自分以外の誰に対しても「私の土地だ」と言い張ることができる。ただ、いくら売買契約を順調に終えても登記が得られず...
今日は、私が実際に受けた土地の売却相談がテーマ。都心から遠く離れた山間の土地。春のヤマザクラ、夏の青々とした田んぼ、秋の紅葉と四季の移ろいを実感できる素敵なロケーション。ところが、そこにはひとつ困った問題が…… 写真はイメージです Q:十数年訪ねていない父の故郷。まとまった面積で、父名義の宅地と山林が残されています。こ...
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